淫蕩の日々

ผลการวินิจฉัย 誰よりも近くにいるようで、遠い。ことりと一緒にいると様々な感情にかき乱される。今も気付かず、無垢に笑うことりの顔を歪ませたい、と思った。

昏い衝動は日に日にことりを汚したい欲望へと変わる。そうしてその日、賽は投げられたのだ。
飲み物に混ぜた薬が効き始める頃だ。「……っ?」そっとことりを見やれば、頬が上気し、両胸の先端が服の上からでもわかるほどに尖っている。自然を装って太腿をこすりあわせ始めた頃、わざと肩を抱くと嬌声が上がった。「あ、ふっ……?」ことりも自身に起こった変化に戸惑っているようだ。「あつ、い……」そう呟くことりは紛れもなく快楽で喘いでおり、押し倒してもさしたる抵抗はなく、むしろ蕩けた瞳は誘っているかのように熱を帯びていた。
解き放たれた欲望と衝動のままに、ことりを犯そう。隆起する肉棒を前に、ことりが息を呑むのがわかったが、止められる段階はとっくに過ぎていた。なにより、煽ったのはことりなのだから。

対面座位で肉棒を挿入した後、あえて腰は動かさずにことりの首や耳元、乳首を舐め、背中や太腿、尻をなぞっては微々たる刺激を与え続ける。「んっ……やぁっ」ことりが感じるたびに、肉棒を蜜壺がきゅうきゅうと締め上げる。体が快楽を求めているのは明白だ。「っうぅ」単調な刺激を耐え忍ぶ姿に煽られた肉棒が中で膨れると、ことりが体をびくりと震わせる。「……うご、いて…」欲と屈辱と様々な感情がないまぜになった顔で、哀願されては犯さないわけにはいかない。「あっ、ああっ」屈伏させられたにも関わらずことりの顔は歓喜に蕩けていた。
こうしてことりを朝まで犯し、朝が来てもなお犯し続けた。

「はっ、あっ、んんん」腰を動かすタイミングと呼吸のリズムをいつの間にか合わせている。意図したわけではないが、そうした方が体の負担は減る。その内に快楽が体を蝕み、ことりも行為に夢中になっていたと言ってもいい。「――」ふとしたタイミングで両者の動きが止まる。見つめ合った刹那、貪るように唇が重なった。舌を絡めながら緩やかに動きを再開する。夜は長く、昼も同じだ。陽の明るさは既に関係なく、どれだけ互いを貪れるかが焦点になっていた。
それがこの日々の始まりだった。

「あっ、ふぅ……っ、んっ…あぁ、ぁあぁ」今晩も熱の籠もった声が部屋に響く。尻を高く突き上げたことりの二つの孔を、疑似肉棒が淫らに動いて開発を進めているのだ。悦いところが増えるように、悦いところはさらに感じるように、最終的にはこれなしではいられないように。二つの孔から与えられる快楽でぐちょぐちょに太腿を濡らすことりに近づくと、期待に潤んだ目が応える。ことりへ猛ったそれを見せると、夢中でしゃぶりつくので、奥を突いてやる。「っは、ん、んぅ……!」三箇所同時に嫐られながらことりは蕩けた顔で微笑むのだった。
「っは、あぁ……なか、で、びゅくびゅくって……」うわ言のように漏れた声には悦びが滲み、かつてのような拒絶の色はどこにもない。ことりが快楽に溺れはじめているのは明白だった。
そこから調教の日々は過熱していく。

「んっ……、っ」往来の中へことりを連れ出すが、どうにも浮かない表情をしている。それも当然と言うべきか、外套の下には何も身に着けさせていない。「あっ、……ん」人を避ける体で腰を引き寄せ、自然な振る舞いで密着させる。布越しの刺激でも、調教で全身の感度が昂ぶっていることりにとっては十分な刺激らしい。必死に声を堪えていたが、羞恥心も相まってそれすらも限界と路地裏へ引き込まれるのはすぐだった。「はっ…も、っ……」前を開けさせれば上気した肢体が表れ、溢れた蜜がだらだらと太ももを伝う。「いれ、て…♡」その言葉を合図にまるで獣のように貪りあった。

対面でこれ以上ないくらい体を密着させ、貫かれながら唇を交える。下も上もぐちゃくちゃに溶けており、淫らな獣の上気で部屋は満ちている。「んっ♡」ただ受け入れるだけだった躰は、快楽を積極的に貪り、自身からねだることも増えた。何もかも全て流し込まれたい。奪い尽くしたい。貪欲な願いが体と心に芽生え始めている。「ね、もっとぉ……」これは自分の意思で、願いの果てだ。熱い吐息を一つ零し、心のままに腰を大胆に動かすと、同時に深く舌も絡めた。
「やめないで……っ♡もっとぉ、おか、してぇ……♡♡♡」それは紛れもなく、ことりの本心から零れた言葉だった。
ことりが身も心も堕ちたという確信は、快楽に蕩けた声、昂りを締め上げる肢体、その現状に陶酔しきっている瞳、すべてが表していた。

「んっ♡あぁ、ふっ、抜かっ、なぃ、でえ……♡」互いの舌を絡めながら、硬くなった乳首を胸板に押し付けことりが懇願する。すっかり形を覚えた蜜壺も肉棒を離さないと締まり、雌としての喜びに目覚めた瞳が、快楽に溶けて潤んでいる。尖り切って腫れた乳首を摘まみ、ひくついている後孔のすぼまりに触れ、指を挿すとそれだけで達したらしく淫らな声をあげながらすがりついた。「っは♡すきぃ……♡」すっかり快楽に溶けた体を預けて、ことりは更なる悦をねだった。
「あっ、イく……♡♡♡」立ちながら突かれたことりは嬌声をあげながらあっという間に達する。肉棒をずるりと引き抜くと、砕けた腰を支えながら余韻に震えた。「……ぁっ、んっ……♡」最近のことりは感度もそうだが、感じる場所が変わったように思う。それは蜜壺に限った話ではなく胸などもそうで、原因はきっとこの膨れた腹なのだろう。「……あふっ、んん♡」張り出した乳首に歯を立て、花芯に手を添える。本人も予想外の快感にびくびくと感応し戸惑っているようだ。「いままで、こんな……あっ♡ゃあぁ♡」また開発できる。その喜びが凌辱をさらに加速させた。

朝。ベッドの上で組み敷かれたことりが頬を染め、潤んだ瞳で切なそうに呟く。
「おく、あつい……」
どれだけ体と心を快楽に堕としても失われぬ初々しさに思わず口付けを落とし、舌を絡める。自分だけを求め、支配されることを望んだ可愛い宝物。
さあ今日も、ことりと愛しく淫らな時間を過ごそう。


2023/05/21

きみを僕だけのものに堕とす。【2022/09/04】遊んでくれてありがとう。色々増やしたり直したりしました。
@midoridama1
翠珠@midoridama1

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